人真似を重ねろ。
初めからカッコ良く何でも出来る人間なんてどこにもいない。
みんな最初は人真似から入るんだ。
ヤクザの歩き方一つとってもそう。
ヤクザが道の端っこをシオシオ歩いててもサマにならないからね。
ヤクザになったばかりの人、またはヤクザに憧れてる人なら、
必ず一度は「歩き方」について考えさせられるんじゃねぇかな。
「自分の歩き方は他人から見てサマになっているのか？」
それはヤクザなら気になる所、気にしなければならぬ所だろう。
そうなると手本になる「憧れの人」の歩き方を参考にするのが１番手っ取り早い。
人それぞれではあるが、中学時代の先輩やヤクザのアニキ分とかが
その手本の対象になる事が多いだろう。
そういう人に憧れて入るわけだからね。
そうして彼らの歩き方、果ては生き様まで真似る事で「自分のスタイル」が出来てくる。
それが完全に自分に染み付いた時に、それは「真似」から「クセ」になる。
そう、その瞬間に自分がオリジナルになるのだ。
俺個人としてはヤクザでも大股開きはオススメ出来ない。
ホントにカッコイイ人はゆっくりしっかりと歩く。
いつでも余裕を持って行動している事が大事だとわかっている人間だ。
この手のタイプは頭の切れる人間が多い。
頭の悪い人間は「ヤクザ＝意気がる」と信じ込み、
大股開きで他人を威圧しながら歩く。
生き急いでシノギもロクに出来ねぇ人間が多い。
もっと落ち着いてどっしり構えて周りにアンテナ張って生きる事が大事なんだ。
話が逸れてしまった。
本題に戻そう。
つまり、全ては人真似から入るんだ。
そんな事は無いって？
じゃあ箸の持ち方は誰に習った？
親の真似をしたんだろう？
親に教わり、真似て覚える。
箸だけじゃない。絵を描く事、字を書く事、言葉を覚える事もそうだ。
みんな、どこかしらで誰かの真似をして生きてるだろう？
模倣は大切な技術習得の方法だ。
決して恥じてはいけない。
その技術や感覚を本気で掴みたいなら、素晴らしい手本となる人間を見付けろ。
まずは模倣だ。
そこからオリジナルを作り出せ。
そうしていればそのうち、自分も誰かの手本になってるもんだ。
：追記：
内容的には「俺のたわごと」だが、今回はあえてこっちに載せた。
「カッコイイ男」を目指し、自分を磨いていくことが男には重要と思うからね。
自分の頭の中に「理想の自分」を思い描き、それをなぞれ。
カッコイイ男はどこの部分がカッコイイのか。
それをよーく考えろ。
それが自分磨きの近道だ。
組関係の皆様、出過ぎた発言をお詫び致します。
どうぞ広い御心で「所詮はガキの戯言」と聞き流してやって下さい。
2004/05/15
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真似る事は恥じる事にあらず。
