「彼女の幸せを考えれば俺は身を引くべきだ。」
たまに居るよね。
こんなトチ狂った考えを持っちゃうヘタレ男。
違う!断じて違う!
おまえの思考回路は自分でも理解してないかもしれないが、
そんな殊勝な考えでそうなったんではない。
彼女が自分の事を見てない事から目を逸らす為にそう言ってんだ。
いわば自分を「引き際のイイ男」というポジションでカッコ良く終わろうとしてんだ。
つまり、カッコ悪い部分が出せないだけ。
そういう男が一番カッコ悪い。
カッコ悪くてもあがくだけあがけばいいじゃん。
自分自身にタテマエを振りかざして納得させようと必死だな。
俺はなぁ、カッコ悪くてもあがけるヤツが一番カッコイイと思うぜ。
結果なんか二の次なんだよ。
どれだけ頑張れるかが問題なんだ。
その辺は自己満足なんだよ。
失敗を恐れるな。
恐れて何もしないから成長が無いんだ。
言い訳が先に立つ人間は成長しない。
俺はカッコ悪くてもあがいたよ。
それだけ本気だったからだ。
自分のプライドよりも彼女の事を好きな気持ちの方がデカかったからだ。
つまんねぇプライドは捨てろ。
そんなもんクソの役にも立たねぇ。
自分だけを見てくれない事に気付いたからって、
傷付くのがイヤだからって引こうとするなよ。
どうせだったら最後まであがけよ。
傷付いても舐めときゃ治るんだ。
本当に大事なのは自分自身の成長。
それだけを第一に考えるべきだ。
自分は一人しか居ないんだ。
自分に愛される自分であるために傷付いても立て。
男なら転んでも泣くな。
テメェがどんだけ痛がりだか知らねぇけどな。
傷を恐れるんじゃねぇ。
俺が元々強い人間だと思ってるんだろ?
それは違うぜ。
俺は痛くても逃げなかっただけだ。
自分を嫌いになりたくなかったから。
自分の成長を止めたくなかったから。
それだけの事だ。
2004/07/27
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