これも小さい頃の話。
兄貴と俺は小学生の頃、よく近所のガキを集めて遊んでいた。
俺らの軍団は大体20人から多い時で30人ぐらいはいたかな。
兄貴を大将、俺が中将でガキどもをまとめていた。
一人一人の位が決められていて良い事をすると位が上がり、
悪いことをすると位が下がる。
まあ物事の良し悪しを教える意味で位付けをしてたんだ。
だから近所のおばちゃん達も俺らが仕切って遊ぶのには大賛成で、
安心して自分達の子供を預けてくれてた。
「有也ちゃん達と遊ぶんだったら安心ね。」って感じでね。
何をして遊ぶんでも一声掛ければガキどもが2,30人集まる。
そしてみんなで色んな遊びをやるんだ。
缶ケリ、サッカー、虫取り、手打ち野球など。
近所のおばちゃんに頼まれて蜂の巣を取ったりもしたなあ。
何度刺されたかわからない。
一度はオオスズメバチに刺された事もある。
自分で薬草探してすりつぶして塗って治したけどね。
今考えると普通に危なかったなあ。
まあ色んな遊びをする中でやっぱり大人数だと動きが取れない。
やっぱり班分けするんだよね。
兄貴が小さい子達を10人ぐらい連れて行動し、(主に低学年)
俺が中堅のを5,6人連れて行動する。(主に中、高学年)
兄貴は責任感が強かったからわざわざ小さい子の面倒をみるんだよね。
そういうところが昔から兄貴は偉いなあと思ってました。
次回に続く。
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