こだわりだすと止まらなくなるのは俺の悪い癖で、
俺は他の音楽を聴こうとはしなかった。
ハナから他を認めないアタマの固い野郎だったのだ。
イエモンとの生活は非常に長いものだった。
とりあえず金が無いので中古でもいいやとCD買い漁った。
一日中聞いてテンションを上げていた。
ビリヤード中もボーリング中もレーザージュークでイエモンを流した。
ガターを出してもスプリットになっても笑ってた。
そのぐらい大好きだった。
カラオケにハマりだしたのもその頃だった。
行きつけの店はフリータイム9時間で1部屋1500円だった。
誰かしら金を出して毎日ノドが潰れるまで歌ってた。
他のやつの唄を聴く事でレパートリーも増えたし、歌うコツもわかるようになってきた。
そしてホスト時代。
俺がイエモン好きなので俺の客もイエモン好きになってきた。
その頃の彼女のエミも山崎まさよしファンからイエモンファンになった。
この頃、歌のレパートリーは増える一方でモノマネにハマり始めた。
ギャグ専街道への華々しい第一歩だ。
笑かしとけばあとはどうにかなると気付いた。(笑)
そして現在。
今はプロモに興味がある。
一番好きなのはジャミロクワイだ。
ビリヤード場で見たレーザージュークによるジャミロのプロモは
俺が今までに見たどのアーティストよりもかっこよかった。
今ではどこからかプロモビデオを仕入れて夜な夜な見ている。
やはりジャミロが今では一番だ。
邦楽に対しては今や「諦め」に近い感情がある。
そこそこの音楽しかはびこってない邦楽。
そんな中でも頑張って欲しい人はいる。
ラップの上手さを認めているのはケツメイシ。
歌の上手さ、歌詞の良さを認める歌手はなかなかいない。
最近は邦楽なんて流して聴くだけだしなあ。
聞き入ってしまうような熱い音楽は生まれないのかねえ。
これだったらサンバルカンの主題歌聴いてた方がマシだわ。
これからの若い世代に期待するかな。
ノリノリなヤツを一発頼む。
おじちゃんを楽しませてくれ。(笑)
2003/01/30
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