夢の話


管理人・有也の見た夢のコラム。
夢は潜在意識の表れだというが・・・変な夢ばっか。

 65   小学生やり直し。
 
なんか小学校にもう一度入るコトになった。
といっても短期間のお試し企画らしいんだけど。
 
そこには小学生の時に毎日遊んでいた2人がいた。
俺は笑顔で声を掛けた。
「久しぶりだな。」
 
彼らも俺に気が付いた。
「おぉ〜、有也。」
 
2人とも笑顔で波止場に座っていた。
俺もその間に入って少し話す事にした。
 
「まさか、この年になって小学生をもう一度やるとは思ってなかったよ。」
「な!」
「俺もだよ。」
 
しばらくするとチャイムが鳴った。
でも俺らは教室に向かわなかった。
 
「コンビニで何か買って行くか。」
「そうしようぜ。」
 
それぞれパンとかカップラーメンとかを買って店を出た。
 
店を出る時、俺らはホストっぽい服装になっていた。
ホスト時代の部長、Tさんが俺らを呼んでいた。
 
「有也はよく頑張ってくれてるよ。」
「ありがとうございます。」
 
「じゃあ後で店に来いよ。」
「はい。」
 
再び小学校に戻り、友達2人と少し話した。
「どうしよう。俺、明日には帰らないといけないんだよね。」
「あ、そうなのか。じゃあ今日給料がもらえるようにTさんに言ってやるよ。」
 
「うん。」
「じゃあTさんトコに行こうぜ。」
 
コンビニの前を通ると、車を路駐しようとしている人がいた。
運転が下手で何回も切り返している。
 
「違うって!もうちょっとこっちだって!」
運転手のツレらしき人が口うるさく大声を上げている。
 
うるせぇなぁ。大して変わらねぇよ。
そんな事でいちいち大声を上げんな。
 
俺はそいつのヒステリックな態度にイラッとしていた。
 
「さっきと変わんないよ!そんな小さいコトにこだわったらいけませんって!」
「ハハッ、そうですかねぇ。」
 
「そういう小さいコトにこだわる人ってどういう人か知ってます?」
「?」
 
「チンポコがちっちゃい人なんですよ!アーッハッハ!」
俺はそう言ってわざとらしく笑い転げてやった。
 
ところが、運転してる人を見てそれを後悔した。
会社員時代の先輩のMさんじゃん。
 
暴言を吐いた上にこんな格好してるし…。
俺の服装はどう見てもホスト。
 
これはMさんに気付かれる前に逃げるしかねぇ。
俺は急いでコンビニに隠れた。
まともな社会人のMさんなら追ってくる事はないだろう。
 
しかし、友達が慌てて俺のトコに駆け寄ってきた。
「なんかさっきの人が絶対シメるって言ってたよ。
 出てこないならオマエらが責任取れって言われた。」
 
あ〜ぁ。こりゃもうムリだな。
しょうがない。友達を巻き込むのはイヤだから出て行くか。
 
いや、ココはいっちょダッシュして俺に引き付けるか?
ココは駅前だし、一気に駅の階段を駆け上がって反対口に出ればいいか。
 
「おっしゃ!来いやコラァ〜!」
俺は勢い良くコンビニから飛び出して駅の階段に向かった。
 
「あっ、あの野郎!待てコラァ〜!」
計算通り、ヤツらは俺を追いかけてきた。
 
明日には帰るという友達を見送れないのは残念だけど、仕方が無い。
俺はちょっと寂しい気持ちになった。
 
だが、それでも生きてりゃまた会えるだろう。
すぐにそう思い直すと、少し気が晴れた。
 
 
そこで目が覚めた。
 
 
2006/08/23



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