俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 143   伊豆の白浜での思い出。3
 
さて、車で伊豆の白浜に行ったことのある人はわかると思うが、
白浜まで行く途中の有料道路はやたらと多く、ほとんど普通の道路でもキッチリ金を取る。
ちなみに東京方面から伊豆伊東へ来る間すべて普通車で有料道路を利用した場合、
 
首都高速(800円)→東名高速(用賀IC-厚木IC)(1250円)→
厚木小田原道路(料金所2ヶ所×350円)→小田原西ICー石橋IC(200円)→
真鶴有料道路新道(310円)→熱海ビーチライン(240円)→
よって計3500円かかる。
これは日本一の詐欺道路だ。
 
オーナーが払ってくれたからいいようなものの、自腹だったら絶対に行きたくねぇ。
 
まぁそんなこんなで伊豆に着いたんだ。
で、まずは荷物をフロントに預けて海に行こうって事になった。
 
ここで俺はとっておきのアイテムが2個あった。
一つはシャチ。
おなじみの上に乗っかれるヤツやね。
これはデパートで2000円で売ってたので安いと思いこの日のために購入。
 
そしてもう一つ。
これが今回のメインだ。
なんと直径120センチもあるビーチボール。
これは1年前に近所のパチンコ屋でやってた抽選会で当てたもの。
どうしても2等のビーチボールが欲しくて気合いを入れてクジを轢いたら見事に当たった。
俺のクジ運は昔から最高に良いんだ。
 
さて、いよいよそいつらに命(空気)を吹き込む事になった。
 
ニコニコしながら俺は空気を入れていた。
しかし、入れ始めて気がついたのだが並大抵の量じゃねえんだこれが。
20分は入れてたかな。
気が付けばみんなが俺の空気入れが終わるのを待っている。
こんなもんでオーナーを待たせるわけにはいかねぇ。
そう思い、「あ、俺は後から行きますからどうぞ先に行っててください。」と言った。
ところがオーナーは「いいよ。待ってるから。」と言ってくれた。
俺は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
 
そしてようやく空気入れが終わった。
ボールは思ったよりも遥かに大きく、二人で抱えないと落としてしまうほどだった。
それを持ってビーチにダッシュ。
まずはオーナー達の場所取りをして、それから海に行こうと思った。
するとオーナーはまたしても暖かい言葉を掛けてくれた。
「有也、こっちはいいから早くそれで遊んで来い。どんなもんなのか見せてくれよ。」
俺は嬉しくなった。
 
なんて人の心を汲むのが上手い人だろう。
俺が女だったらこの人と結婚したいと思っただろうなぁ。
この人の下で働けて俺は幸せだ。
心の底からそう思った。
 
「よーし、じゃあみんな!これでビーチバレーやろうぜ!」
俺はみんなと一緒に砂浜に走った。
 
そして・・・。
 
次回へ続く。→
 
 
2003/08/01


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