俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 514   死の危険を遠ざける。
 
本来、動物は己の危機を本能的に避けるはずなのだ。
 
死にたいと思う人間はそれを心から望んでいるわけではなく、
『辛い人生から逃げたい』という気持ちが先行しているだけで、
通常であれば、誰しも死のうとは思わないものだ。
 
だが、死の危険を避ける線引きは人によって違う。
 
タバコが健康に悪いと知りながらも吸い続ける人がその代表例だ。
パチンコを毎日やる人もタバコの煙の中で生活する事に他ならない。
それはまさしく己の健康を損なう≒死の確率を高める事ではないか。
 
車に乗る事もそうだ。
常習的に車に乗っていると、それだけで死ぬ確率が高まる。
ドライブとは、ガソリンと体力を失い、死の危険を増やして気分転換をする事だ。
 
交通事故による死者は年間約6000人。
車が良くても運転に特にミスが無くても、路面状態が悪ければ事故は起こる。
また、他人の事故に巻き込まれて死ぬ場合も多々ある。
高速道路での玉突き事故なんかはその典型だろう。
 
登山も死の確率を高める。
遭難死・滑落死など、年間200人が犠牲になっている。
 
飛行機による死亡事故も車より少ないが発生している。(割合にして車の3分の1)
鉄の塊が空を飛んでるんだから、車より安全なだけスゴイとは思うが。
 
 
このように、我々の生活の中には常に死はつきまとっている。
 
大げさに思われるかもしれないが、
「命を落とす可能性を上げてでもやりたい事なのか?」
という事を意識するのが賢い人間だと思う。
 
そこを天秤にかけた上で、「これで死んだら運が悪いと諦める。」となるのが理想だ。
その辺を全く想像せずに生活するのはアホだ。
 
人生のリスクマネージメントってんだろうか。
そういうのを意識して欲しいのだ。
 
 
また、自分が死ぬだけならいいが、他人に危害を加えてしまう事も多い。
今日はそういった部分を考えて欲しい。
 
タバコを吸えば周りの人の健康を損なう事にもなる。
車に乗れば他人の命を奪う危険も増す。
普段、そういう事を考えない人は多いのではないだろうか。
 
 
少し前、ブログで自転車の3人乗り規制についての記事を書いたが、
子供の危険を顧みずにそれを続ける親は本当にどうかしてる。
「しょうがない」で子供を危険に晒すのは異常だ。
 
転倒して自分の子供にケガを負わせてから気付いても遅い。
その時にもその人は「しょうがなかった」と言えるんだろうか。
 
3輪の自転車なんぞ、5万円以内で買えるんだ。
他の物を買う事に比べれば、相当に有意義じゃないか。
いつまで2輪でフラフラしてるつもりだ。
子供よりも金が大事なら何も言わないが。
 
車のチャイルドシートも規制が無くなったら、付けなくなる親が激増するんだろうな。
事故った時に子供が大ケガして血を流して、それを見て後悔しても遅いのに。
 
こういうのも子供が選択できない分、間接的な虐待だと思う。
その危険性を認識しても辞めない浅はかさに吐き気がする。
バカ親が自分のバカさでどうなろうが構わないが、巻き込まれる子供は可哀想だ。
 
巻き込まれるのは子供だけじゃない。
転倒して車と接触事故を起こした場合、車の運転者にも多大な迷惑がかかる。
もはや、これはモラルに欠けた非常識な行いだと認識するべきだ。
 
想像力に欠ける人間がいつも他人に迷惑をかけるんだ。
峠でドリフトやって他人の車と衝突したヤツもいた。
酒飲んで裏道すっ飛ばして歩行者を轢き殺しちゃったヤツもいた。
正直、それとレベルはそんなに変わらないように思う。
 
そして、大抵の子供は自分の親の行動を良くも悪くも見習ってしまうんだ。
モラル不足の親からはモラル不足の子供が育つ可能性が上がるんだ。
だからこそ、規制だけではなく、罰則も必要だと思う。
 
このコラムを読んだ人が親になったら、
子供を乗せて自転車の3人乗りをするのは絶対に辞めて欲しい。
 
 
ウチの親も妹と俺を乗せて3人乗りをしていた。
一度、転倒してからは俺がなるべく歩くようになった。
俺自身、また倒れるのが怖かったからだ。
 
俺のヒザには今も傷が残ってる。
スリキズで済んで良かったよ。
 
 
動物は死の危険を避ける。
人間なら、他人を死の危険から遠ざけろ。
 
 
2008/06/08


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