夢の話


管理人・有也の見た夢のコラム。
夢は潜在意識の表れだというが・・・変な夢ばっか。

 58   憎らしいヤドカリと引っ掛け釣り。
 
久々に夢を見た。
 
 
海沿いを走る電車に乗っていて、俺たちは修学旅行を終えて帰るとこだった。
海がキレイだったので、ここらで少し降りて浜辺に行きたいと思った。
 
次の駅で降りると、目の前はデカイ砂浜だった。
俺は走って波打ち際に行った。
 
俺の視点は海側で、砂丘を越えてくる自分が見えた。
ヤドカリの大きいヤツがいて、そいつが俺の足を挟もうとした。
 
「有也、気を付けろ。そいつにハサまれたらヤバイぞ。」
友人の一人が俺にそう注意を促した。
 
確かにヤシガニほどの大きさのヤツの持つハサミはデカイ。
アレで足の指をやられたらエライ事になるんだろう。
 
 
ヤツは俺の足を狙って走ってきた。
 
 
スコーン
 
俺は思いっきりヤツを蹴っ飛ばした。
足を狙ってくるとわかっているんだから対処は容易いもんだ。
 
 
ガサガサ…
 
 
ヤツは懲りずにもう一度来る気のようだ。
悔しかったのか、甲殻類のくせに。
 
 
ガサガサガサガサ!
 
速い!ヤツは本気のようだ。
 
 
 
スコーン
 
しかし、俺様に敵うわけが無い。
ヤツはさっきよりも遠くにすっ飛んで行った。
 
 
これで懲りただろうか。
いつまでも甲殻類風情に構ってやるほど俺様はヒマじゃないのだ。
 
 
俺は磯に行って大きな水たまりを発見した。
ここには中くらいの大きさの魚がいた。
 
むぅ。なんとかして釣りたい。
 
ハッキリ言って、手掴みで取れる。
だが、そこをあえて釣りたい。
 
エサはいらんな。
エサを用意するのが面倒だから。
 
 
ちなみに水たまりの直径は50cmほど、深さは30cmほどだ。
透明度はかなり高い。
 
つまり、魚の口に釣り針を持って行って引っ掛けることが可能なのだ。
それはもはや釣りじゃない、というツッコミは無用だ。
 
中堅クラスの魚の引きを味わいたいだけなのだ。
 
 
俺は同じ理由で小さい頃に釣り堀に行ってこの釣り方をしていた。
エサをパラパラと撒いて、釣り針付きの糸を垂らし、食いついたのを目視して引く。
 
俺には竿を構えてのんびり待つのは退屈すぎたのだ。
親父には「それじゃ釣りじゃないじゃん。」と言われていたが、
俺は魚の引きが味わえれば釣り方はどうでも良かったのだ。
 
 
その時、ドリフの盆回りのテーマが流れてきて目が覚めた。
ケータイの着信音だった。
 
 
 
:追記:
電話は友人の某SMクラブで働くチビッコ女王様からだった。
 
「ゆうちゃんは一緒にいる?」
ゆうちゃんって誰だろう。
あぁ、ゆうなの事か。
一緒に居るんだったら悪いから、と気を遣ってるんだな。
別に一緒に居ても電話は出来るんだけどな。
 
「いや、居ないよ〜。」
「今、電話してても大丈夫?」
 
「あぁ、平気だよ〜。」
「あのね、聞いて〜。」
 
 
そこから1時間の電話で、夢の内容をすっかり忘れてしまったと思ったが、
なかなかどうして、パソコンに向かうと不思議と思いだせるものだ。
 
やるなぁ、俺様。(笑)
 
 
2006/03/06



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