「…それで、何が言いたいわけ?」
昨夜の話を聞いてハルカは不機嫌だった。
「ハルカも京也さんの事、好きなんでしょ?だからちゃんと言おうと思って。」
「宣戦布告ってわけ?」
「そういうんじゃないの!でも、好きになっちゃったの。だから…。」
「私、京也と寝たよ。」
「えっ…。」
私はショックだった。
自分の中にこんなに強い【嫉妬】という感情があるとは思わなかった。
ハルカの口から出た一言でカミナリに撃たれた位のショックを受けた。
「京也は誰にでも優しくするの。迷子を家に送り届けるくらいはいつもの事よ。」
「…。」
ハルカの言葉が胸に突き刺さった。
目の前が暗くなった。
すごく突き放されたような気がした。
私は何も知らないのにちょっと構ってもらっただけで浮かれてたんだ。
更新:2004/11/27
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