京也さんは私の作った肉じゃが(じゃがは食べてないけど)を美味しそうに食べてくれた。
「ねぇ、美味しい?」
口に合うかどうか気になって聞いてみた。
「あ、肉ウマイ!」
京也さんは笑顔でそう答えてくれた。
「ホント〜?」
「オマエの味付け、ちょうど良いよ。」
笑顔でそう言ってくれる京也さんを見て、私は作って良かったと思った。
今度は何を作ろうかなぁ。
考えてたらワクワクしてきた。
「な〜に笑ってんの?」
そう言われて私は京也さんがこっちを見てる事に気付いた。
「あっ…何でもない!何でもないです。」
「そっか。思い出し笑い?さてはオマエ、エッチな子だな?」
「え〜!?何で〜?」
「思い出し笑いする人はエッチなんだよ。俺もよく思い出し笑いするもん。」
「じゃあ京也さんもエッチなんだ!」
「キミィ、心外だな。取り消したまえ。」
しかめっ面のおじいちゃんみたいな顔で京也さんが言った。
「アハハ。誰のマネ?」
「わかんない。悪徳な政治家っぽい。」
私は京也さんと会話してるだけですごく楽しい。
更新:2004/12/26
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