55
バイバイの時間
京也さんは駅に。
私は家に。
だから公園の角でバイバイだ。
「お仕事、頑張って。」
「うん。今日はありがとな。ごちそうさま。」
「ううん。ゴメンね。突然来ちゃって。迷惑だったでしょ?」
「そんな事無いよ。」
「ウソ。京也さんは優しいから本音を言わないだけだよ。」
「そんな事無いって。」
「いいよ。無理しないで。」
「とんだマイナス思考だな。」
「私、自分に自信が無いんだもん。私、すっごいバカだし…。自分が嫌い。」
――次の瞬間
私は京也さんの腕の中に抱かれてた。
更新:2005/01/11
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