ハルカの目は普通じゃなかった。
例えようも無い恐ろしい目だった。
そして、手にはカッターナイフを持っていた。
「アンタさえ居なければ!」
ハルカの顔は殺意に満ちていた。
私は足を震わせながら後ずさりした。
「殺してやる!」
ハルカが私の方に走ってきた。
「キャァー!!」
私は悲鳴を上げてスーパーの袋を投げつけた。
袋がハルカの手に当たり、ハルカは持っていたカッターナイフを落とした。
私は必死に逃げた。
「待てぇぇ!」
ハルカは追いかけてくる。
怖い。
怖い。
私は殺される。
私は必死になって逃げた。
角を曲がった瞬間、目の前を閃光が走った。
更新:2005/03/01
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