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薄れた意識の中で
気が付くと、病院のベッドの上だった。
激しい頭痛…そして全身が痛む。
「私、どうなっちゃったんだろう…。」
すぐに思い浮かんだのは京也さんの顔だった。
「ケータイ…どこ行ったんだろう…電話しないと…。京也さんに…電話しないと…。」
そこでまた気を失った。
時折、ボンヤリした意識の中に看護婦さんらしき人が見えた。
お母さんらしき人も見えた。
京也さんは見えなかった。
更新:2005/03/06
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