ハルカにカッターナイフで襲われそうになった事、
逃げてる最中に事故に遭った事を二人に話した。
「ハルカがオマエにそんな事を…。」
京也さんは愕然としていた。
「あんたを殺そうとしてきたの?ハルカって子はあんたの友達じゃなかったの?」
お母さんは驚いていた。
「ハルカも京也さんの事が好きなの。だから…。」
私はそう言ってうつむいた。
「京也さん、アナタはハルカって子にウチの子と付き合う事をちゃんと言ったの?」
お母さんは京也さんに厳しい口調で問いただした。
「いえ、俺は特に何も言ってません。こんな事になるなんて…。」
京也さんは呆然としながらそう言った。
「アナタは何をしてる人なの?」
お母さんはさらに京也さんに問いただす。
「ホストクラブで働いています。」
京也さんがそう言った次の瞬間、お母さんは京也さんの頬を平手でバシッと叩いた。
「出て行ってちょうだい。ウチの子には一切、関わらないで。」
お母さんは厳しい口調でそう言った。
「お母さん!やめて!京也さんは悪くないんだから!」
私はお母さんにそう叫んだ。
「…失礼します。」
京也さんはお母さんに深くお辞儀をして病室を出て行った。
「京也さん!待って!」
私は起き上がろうとしたけど全身が痛んで動けなかった。
「…お母さんのバカ!」
私は布団をかぶって泣きじゃくった。
更新:2005/03/13
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