日本ってのは面白い国だ。
島国であるが故に異国の文化を珍しがり、すぐに飛び付く。
国民の着ている物も異国の文化から取り入れた洋服という物である。
文字も海を隔てた隣国の漢字という物を古来より使用し、
また最近に至っては英国の文字もそこかしこで使用している。
その勢いたるや凄いもので会社を設立する際の名称も、
社名を英語で表記して良いと改正された程だ。
日常会話の中にも異国の言葉が多い。
鞄と言わずバッグ。
杯と言わずグラス。
扉と言わずドア。
「自国の文化は?」
そう聞かれると最近ではアニメしかないのではないかと思う。
それすらも元を正せば異国の文化であった。
日本という国は他国の文化を真似て深く掘り下げるのは得意なようだ。
歌舞伎、落語、相撲、柔道、剣道は日本の文化かもしれないが、
それほど国民に興味を持たれているわけでもない。
外交においては全て他国の顔色を伺って行わなければならない。
戦争に負けた日本は永久に勝利国の奴隷で居なくてはならぬようだ。
敗戦国であるから金があっても無くても毎年、他国に納めなければならぬようだ。
戦後の教育で国民は愛国心を持たないように洗脳された。
「自分の国のために」という言葉は死語のようだ。
しかし、公立の学校では式典の際に国旗の前で起立し国歌を斉唱しなければ
教員達が教育委員会によって処罰されるようだ。
世界第三位の軍事力を持ちながらも「軍隊」と名乗ってはならぬようだ。
まことにおかしな国であることよ。
これではわざわざ愛国心を持たないように戦後教育する必要も無かったかもしれない。
異国はいじめっ子。
日本はいじめられっ子。
日本人の蔑称は沢山ある。
エコノミックアニマル。
イエローモンキー。
ジャップ。
グループを統率するために1番手っ取り早い方法は共通の標的を作る事だ。
その矛先は自分たちの国でなければ何処でも良いのだ。
世界中の強国は標的を作りたがる。
日本は他国の顔色伺って取り入ったり標的になったり。
ジャイアンに取り入るスネオのように。
ジャイアンの標的になるのび太のように。
日本はその両面を持っている。
だから嫌いだ。
でもスネオにものび太にも良い所はある。
だから日本を完全には嫌いになれない。
しかし、全員が仲良くなるにはドラえもんの映画のように、
共通の敵が現れるまでありえないのだろうか。
ならば異世界や宇宙からの侵略者よ早く来い。
願わくは弱い侵略者であらんことを。(笑)
2004/06/10
|