子供がご飯を食べる時にふざけていて、お皿を落として割ってしまいました。
あなたが親ならどんな反応をしますか?
少し考えてみましょう。
答えは1つじゃありません。
正しい答えもありません。
だけど、子供にとってはそれが親の出した答えです。
子供にとってはそれがルールになるのです。
子供の頃に習ったものが、その人の人間性の土台になります。
老人になるまで、そのルールのままでいる人もいます。
子供は良くも悪くも育ての親の影響を受けます。
育ての親は良くも悪くも子供に影響を与えます。
一例を考えてみました。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
お皿は落ちてしまったね。
大きな音が出たね。
ビックリしたね。
お皿は割れてしまっているね。
もうこのお皿には食べ物を置けないね。
お皿が割れてもったいないね。
このお皿はあそこのスーパーで見つけて、気に入ったから買ったんだ。
もう使えないのは残念だね。
お皿が割れてしまったのは床にぶつかったからだね。
なぜ落ちたんだろう。
そうだね、君がぶつかっただけで、お皿は落ちてしまった。
じゃあ悪いのはお皿かな?
なんで落ちるんだろうね。
それは地球が引っ張ってるからなんだ。
じゃあ地球が悪いのかな?
別に悪くはないよね。
地球が引っ張ってるから、人も空気も地球にとどまって居られるんだ。
地球にはむしろありがとうだよね。
ただ、お皿が割れてしまったのは悲しいね。
誰がテーブルからお皿を落としてしまったんだろう。
そうだね、キミだね。
キミがご飯を食べている時にふざけていて、お皿に注意せずに遊び続けて、
お皿にヒジをぶつけて、このお皿を落として割ったんだよね。
ご飯を食べている時にふざけるのは良い事なのかな?
悪い事だね。
悪い事をしたら謝ろうね。
何に謝るのかな?
お皿?あとは?そうだね、お皿はパパのだもんね。
はい、今回はキチンと謝ったので許す事にします。
また同じ事をしないように注意しましょう。
そして、ご飯を食べる時は遊ばないこと。
わかりましたか?
はい、良い返事です。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
こんな親はちょっと面倒くさい。
しかし、物事の『原因』と『結果』を明確にして説くのは良い事だ。
だが、回りくどい言い方をする人にもなってしまいそうだ。
部下がミスをしたら、「えっ?なんでそうしたの?えっ?えっ?なんで?」とか言いそう。笑
部下が「すいませんでした…。」とか言っても、
「いやいや、そうじゃなくて、なんでそうしたかを知りたいの。」とか言いそう。笑
部下が「こうすれば上手く行くと思ったんですが、私の思慮が足らなかったようです。」
って反省個所を説明をするまで粘着しそう。
ヘタすると、それでも「えっ?どういう風に考えたら、それが上手く行くと思うの?」とか言い出しそう。
想像しただけでウゼェ。笑
そんな上司には「しつけぇし、イヤミったらしいし、ホント勘弁してもらえませんかね?」くらい言って良いと思う。
周りも『ウンウン、よく言ったね。』と同情してくれると思う。
でも、そういう上司って「あれあれ?逆ギレ?ミスしたのは誰だっけ?」とか言いそう。
うわっ、メンドクセ!
ほらね、子供へのしつけって大事でしょ?
だから、何でもかんでも考え無しに言うべきじゃないんだよな。
親に対する態度もそうなっちゃう。
子は親を映す鏡だからね。
まさに諸刃の剣。
俺の子なんか、きっと面倒くせぇ子になっちゃうだろうな。
仲良くケンカしよう。
2009/10/04
|